チームを紹介 #2 – 弁護士Paulina Šliumpaitė(パウリナ・シリュンパイテ)

金融規制はおそらく最も厳しく、活動的な分野です。FinTechについてですと、より多くの混乱と複雑性が予想されます。この技術は金融業務やデジタルバンキングについての考え方を変えましたが、最も重要なのは、私たちが信頼をどうとらえているかです。コンプライアンスとAML/CFT(マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策)のスペシャリストは、FinTech企業がこれらの新しい課題に取り組む上で非常に重要な役割を果たしています。

Bankeraの“Meet the team(チームを紹介)”シリーズの第2弾のインタビューでは弁護士のパウリナ・シリュンパイテにFinTech規制の最大の課題、規制の背景の違い、AML政策の重要性について話していただきます。

チームを紹介 #2

こんにちは、パウリナ!あなたは積極的に社会政策に関わっているようなので、あなたについてやNGO、プロボノ(社会貢献)活動への関わりについて更に教えていただけますか?

こんにちは皆さん、私の名前はパウリナ・シリュンパイテです。私は弁護士でBankeraにてコンプライアンスとAML/CFTを担当しています。私はリトアニアで生まれ育ちましたが、常々、グローバルな展望を持っていました。私は学校を終えた直後にリトアニアを出て、ダラム大学(英国)にてLLB(法学の学士)の学位の取得に向け尽力しました。

大学時代は、私が着手する可能性のあった様々なプロジェクトにおいて非常に実り多いものでした。2015年から2016年にかけて、私はシリア紛争により浮上した複雑なシリア人の法的ニーズに対処することを目的とした社会政策であるシリアの法的開発プロジェクトに取り組みました。2016年には、A-Team Durhamと呼ばれる社会政策ジェクトを立ち上げました。この取り組みは、A21団体の一員として人身売買と現代奴隷制度に関する認識を高めることを目指しており、3年目を迎えます(この上なく誇りに思います)。私はまた、ダラム大学の刑法と刑事司法の学生委員会の最初の学生の一人として選ばれたことを光栄に思っています。

余談になりますが、TEDxダラム大学では、2年連続で3人のスピーカーのマネージャーを務め、多くの素晴らしい経験ができました。これらのプロジェクトが、Bankeraでの仕事のための何らかの糧となるっていると思います。

あなたは刑法から始めましたが、FindTechのコンプライアンスとAMLへ転進した理由を教えていただけますか?

私は自分自身を有望な刑事弁護士だと考えていましたが、広範な意味では、私がやりたいこと、財務犯罪と企業犯罪に対処する企業支援ではありませんでした。私はロンドンの裁判所で時間を過ごした後、比較的早くこれに気づきました。したがって、コンプライアンス担当は私にとってより正しい役割ですが、少なくともある意味では刑事弁護士として自分自身を認識しています。FinTechへの進出は自然な流れであり、私はここに自分自身のための機会があると考え、今のところそれはリスクを取る価値があります。私は昨年、大学で暗号通貨によるマネーロンダリングに関する論文に取り組み、London Blockchain Weekへの参加、そして最終的にはこの分野でのキャリアを開始することに決めました。

Bankeraの私の役割は、当社の現在および将来のプロダクトおよびサービスが国内および超国家の規制要件を確実に満たすことです。これには、世界中の金融規制当局からのライセンスと認可を取得することから、継続的な規制遵守要件を満たすこと、グローバルな規制環境の変化を監視することまで、幅広い責任が含まれます。

FinTechと法律分野が直面する主な問題/機会とは?

FinTech規制の主な問題は、規制遵守プロセスに関わる当事者間の誤ったコミュニケーションだと思います。多くの規制当局がFinTechの影響力が拡大するにつれ、追いつくために苦労していますが、多くのFinTech企業と顧客は、合理的な規制の背後にある考え方を理解するのに苦労しています。

したがって、FinTechの利点について話すことが重要であるのと同じくらい、最初は規制は法的明確性(ビジネスの成長と顧客の信頼には不可欠です)を強調することが重要です。言い換えれば、技術優勢の規制環境を創出するためには、二者間の関心が必要であり、現時点では必ずしもそれが最優先とは限りません。

現在、デジタルバンキングの規制環境が最も制限されて国、最も緩い国はどこですか?

Fintech規制は絶え間なく発展しているので、規制当局がBankeraのような機関とネオバンクと従来のクレジット機関の違いを理解することが非常に重要です。マルタ、英領バージン諸島、バヌアツ、その他の金融センターを持つ国は大きな利点があります。これらの国々は、金融革新について歓迎的なアプローチをとっています。彼らと比較して、他の管轄区域は柔軟性がありません。

Bankeraのプロダクトが、異なる管轄区域のために地理的に制約されている可能性があると思いますか(米国のように)?あるいは、世界中で利用できるようにプロダクトそのものを縮小しますか?

私は、Bankeraのプロダクトとサービスが徐々に世界中で利用可能になることを期待しています。金融機関の法的要件は各国により大きく異なります。そして残念ながら、Bankeraを万人に利用できるようにするオール・イン・ワン・ソリューションはありません。しかし、私たちの法務チームは経験、知識、スキルに関して本当にうまく機能していると言ますので、私は最高の結果を期待しています。

私はKYC/AMLの過程がとても嫌いです。Bankeraはどのようにしてその煩わしい要因を減らすことができますか?1つのKYC審査ですべてのプロダクトをカバーできますか?

私はあなたの意見に賛同します、それは多くみられる不満です。ここでは2つの要点を取り上げることができます。第一に、KYC(および一般的な顧客デューデリジェンス)は、金融機関として必須要件であり、Bankeraは、自社の完全性を保護するための特別な規制上および道義上の責任を引き受けており、そしてそれは金融業界全体のものです。高度な不正防止システムの開発に多くの努力が為されています。

私は、世界中の多くの規制当局が、暗号通貨関連ビジネスに適用されるAMLポリシーについて、まだ心配していないにも関わらず、明確により多くのものをを既存のAML政策枠組みに組み込んでいる事実に注意を払いたいと思います。(例えば、近々発表される第5回EU反マネーロンダリング指導参照)

第二に、その複雑さと時間消費を無視して、KYCプロセスが本当に必要です。企業や業界を保護しますが、ここでは顧客が最も重要です。誰もがお金を失いたくはありません。とは言ったものの、私は主な問題はプロセスそのものにあると思います。今のところ、顧客の身元を認証するためには、顧客情報と有能な第三者が私たちに提供する情報に頼らなければなりません。今後は、生体認証やブロックチェーンなどの技術開発から多くの支援が期待できると思います。

それまでは、BankeraはパートナーであるPervesk社とMVPのSpectroCoinの経験を活かし、できるだけユーザーの利便性を向上させます。その上で、Bankeraでの単一のKYC審査を目指します。しかし、もう一度強調すると、完全性と顧客の信頼が最優先事項です。

パウリナとのこのインタビューが、コンプライアンスとAMLに関するいくつかの新しいことを知れたと願っています。来週は、新しいゲストのMeet the Team(チームを紹介)をお届けします。

Bankeraに参加し、イノベーションとコンプライアンスについてを詳しく知りましょう!